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先祖・水子供養

◆水子供養◆

 この世に生まれたくても生まれることのできなかった
水子は、暗闇の中で悲しんでおります。
「胎児なのだから魂があるはずなどない。」などと思い込む
のは大間違いです。妊娠2~3ヶ月で中絶された水子で
あっても魂はあります。この世に生まれて来るはずだった
のに、親の事情で闇へ葬られた水子は、とても悲しく
涙ながらに親の愛を求めています。
親はそのことに気づかずに、生まれたかった願いもかなわず
親に愛されることもなく、忘れられた我が身をひどく
悲しんでおられます。

その上、この世に生まれて一心に親の愛を受けている
兄弟を羨ましいと思うこともあります。その悲しみと羨む
気持ちを親が気づいてあげることがとても大切です。
しかし、親が水子の気持ちを察してあげられないときは、
両親や兄弟に登校拒否や家庭内暴力等の苦悩、または直接
カラダになんらかのメッセージ・病等として気づいてほしい
という信号を送ることが多々ございます。

水子が一番に望んでいることは、自分の存在を決して忘れ
ないで欲しいということです。その水子の気持ちに応えて
あげることが一番大切なことなのです。
水子は親の愛情に触れていたいのです。

 

※水子のためにしてあげられること

①毎月子供が喜ぶお菓子や牛乳を仏壇に供えてください。
仏壇の無い方は棚等の上でも良いでしょう。

②塔婆供養をしてお経を読み、お題目を唱えること。
塔婆供養は毎月塔婆を3年くらいは続けてあげてください。

③その後は、年に3回・お盆・春・秋彼岸の時にご供養して
あげてください。牛乳やお菓子を供えてあげることやお塔婆
を建てて供養してあげることはなるべくずっと続けてあげて
ください。

※本迹寺では塔婆供養の他、慈育堂に水子地蔵を安置し
多くの水子供養を行っております。現在では2000体ほど
の水子地蔵さまが安置されております。

 

●塔婆供養●

いまから約2500年前、お釈迦さまのお墓として
古代インド語で「塔」を意味するストゥーパが建て
られました。お釈迦さまがお亡くなりになられたと
き、この塔を建てて供養したのが「お塔婆」の始ま
りと言われております。仏教伝来にともなって
ストゥーパも五重塔などいろいろ形を変化しながら
現在のお塔婆の形になったのです。

今では、法事の施主が故人のために、御命日(年回忌)、
春秋彼岸、お盆、お施餓鬼等の際に建てるものです。
施主でなくても志あるかたには、
お塔婆を御願いしております。

ご自身の先祖さまの供養のために建てられる方が多い
ですが、友人やお世話になった方、水子霊、ペット霊等に
対してもお塔婆を捧げ供養されることも大切でございます。

以前、本迹寺で檀信徒さまがご先祖さまにお塔婆を建てて
お経をあげ供養したところ、その日の晩、夢にご先祖さまが
現れて「暗闇を歩んでいたところ金色に光る塔が我々を
光の方へ導いてくれた。」とお喜びになっていたそうです。
その金色の塔とは、その方が捧げられたお塔婆であったと
いうことです。